Dance with Tech

プログラミングとか学んだことの備忘録ブログです。

将棋とプログラミングって似てると思う

棋士羽生善治さんの「決断力」を最近読みました。

普段こういった自伝的な本は読まないのですが、

前々から、将棋ってプログラムに似てるなあと思っていたので、ちょっと読んでみました。

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ロジカルに物事を考える

将棋では、今いる場面の何手も先を読んで指す(駒を進める)そうです。

「ここでこう指したら次はこうなるな」といった具合に。

プログラミングも同じように、組み立てていった結果どうなるのか、

先を読む力が重要ですよね。

 

真似から入り、応用して学んでいく

大体プログラミングの学習は「Hello,World」を出力するなどの、

真似をするところから始めます。

それで次は自分で考えて応用していくって流れが多いと思います。

 

将棋も同じように、テッパンの型のような物があり、そこから始めるそうです。

また、羽生さんは自分で手を動かすことの重要性についても語っています。

自分で手を動かすことが知識に血肉を通わせることになる。

現場で、あちらの方向、こちらの方向と試行錯誤を重ねるうちに、

生きた知識が積み重なり、ステップアップする土台ができるのではないだろうか。

 

未来のリスクを減らすために、今リスクを追う

積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている。

これなんてそのまんまプログラミングに当てはまります。

今怠けてしまうと、後々技術的負債と言われてしまうかもしれません。

 

羽生さんのお父さんはエンジニア

やはり将棋とプログラミングって親和性高そうですよね。

ロジカルシンキングとかはお父さんから受け継いでそう。

 

最後にササッた箇所を紹介

勝つのは一点差でいい。

五点も十点も大差をつけて勝つ必要はない。

常にギリギリの勝ちを目ざしているほうがむしろ確実性が高くなると思っている。

1点差でも勝利と敗北は全然違いますからね。

圧倒的な勝利を手にするには、

それに見合う大きなリスクを取らなければいけないのかもしれません。

 

慣れていない、感覚でとらえられない局面には、たとえ失敗があったとしても、挑戦の楽しさがある。

その中でさまざまな発見をし、充実感が持てる。

将棋にかぎらず、何事でも発見が続くことが、楽しさ、面白さ、幸せを継続させてくれると思っている。

知らないことがあるということは、まだ成長できるという裏返しですね。

 

じっと見ていてもすぐには何も変わりません。

しかし、間違いなく腐ります。

どうしてか?

時の経過が状況を変えてしまうからです。

だから今は最善だけど、それは今の時点であって、今はすでに過去なのです。

現状維持を目指した段階で劣化していくという表現ですね。

なので常に進化を目指さないといけませんね。

 

決断力 角川oneテーマ21

決断力 角川oneテーマ21