Dance with Tech

プログラミングとか学んだことの備忘録ブログです。

喋り方をハックする、NHK式トーク術!

ライフハック的なタイトルにしてみましたw

読んだのはこれ↓

【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法

矢野 香 (著)

 

概要

簡単に言うと話し方をハックする本です。

89年受け継がれたNHKの話し方を軸に心理学なども織り交ぜて、

NHKアナウンサーの著者が解説していきます。

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※画像は著者ではありません

声の善し悪しは変えられませんが、話した方は訓練すれば変えられます。

読んだ次の日から実践できますマジで。

 

書籍中で気になった部分を抜粋

なぜ今話すのか(WHY)を考える

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なぜを考えて話すと内容に公共性が出て説得力が増す。

 

伝えたい内容に「13文字」以内でタイトルをつける

タイトルを決めておけば、「つまり伝えたいのは[タイトル]なんです」のように、言葉に詰まったときの繋ぎにも使える。

 

緊張するのは、「見られている」「聞かれている」という受け身の姿勢だから

逆に「見せている」「話を聞かせている」と考える。

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※これ怒られそう

緊張するのは自分のことしか考えてない証拠。

 

1文は50文字以内にし、1分300文字にまとめる

NHKの安定した話し方はここがミソ。

ライティングにも使える。

 

「間」の3倍と3分の1の法則

黙っている本人には3倍の長さに、聞き手には3分の1の長さに感じる

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だから話すときは気持ち長めに「間」を取る。

ヒトラーは30秒以上沈黙して、ざわめきが収まり、みんなが自分の話を聞こうとするようになるまで待っていたらしい。

 

5本指ソックスを履くと、踏ん張りが効いて前傾姿勢が出来るので良い

見た目は普通の靴下で、中身は5本指に分かれているものもあるらしい。

 

PLEP法ではなく、PREP・LP法

PLEP法は、

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(例)
  • Point(結論)

の順番で話す方法ですが、

PLEP・LP法は、

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(例)
  • Passion(情熱)
  • Letʼs(誘い)
  • Please(お願い)

の順番で話す方法。

後者だと、より聞き手が考えに賛同してくれる。

具体的には下記のイメージ↓

  • Point(結論)……「私は~だ」
  • Reason(理由)……「なぜならば~」
  • Example(例)……「たとえば~」
  • Passion(情熱)……「私はずっと~だと思ってきた」
  • Letʼs(誘い)……「~しましょう」
  • Please(お願い)……「どうぞ~してください」
 
I→YOU→WE法で全体を巻き込む(茂木健一郎さんの話)

脳科学者の茂木さんがとある中学校で公演したときの話です。

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間違えたこっち↓

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また間違えた。

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気を取り直して。

まずはじめに、簡単に自分の自己紹介をすると(I)、

前にいた男の子に質問しました。

茂:「名前なんて言うの?」

男の子:「太郎です」

茂:「太郎かー。部活は何やってるの?」

男の子:「野球部です。」

茂:「だから坊主なのかー笑」(会場・笑)

こんな感じで茂木さんは生徒とタメ口で会話し続けていました。(YOU)

そこへ、こう質問しました。

茂:「太郎は最近、何かのトリセツって読んだ?」

男の子:「トリセツ?ゲームのトリセツくらいです。」

茂:「そっか、じゃあ太郎は"脳のトリセツ"って読んだことある?」

太郎くんは首をかしげる。

茂木さんはゆっくり顔を会場全体に向けてこう言いました。

みんなの中で"脳のトリセツ"読んだことある人いるかな?」(WE)

ここから本題の脳の話が始まります。

これは非常に上手い流れですよね。

いきなり「"脳のトリセツ"読んだことある人?」と質問すると、

「何それ知らない」と初っ端から壁が出来てしまいます。

しかも、茂木さんが話しかけた男子生徒はクラスの人気者だったそうです。

この人を味方に付けておけば良いというキーパーソンを事前に調べておくのも重要とのこと。

 

感想

内容はかなり実践的なハウツー本です。

いきなり本の内容をすべて実践しようとすると、不自然になりそうなので、

少しずつ試していこうと思います。

本に実際に書き込めるシートが付いてくるので、

電子書籍ではなく物理的な書籍で買うのがオススメです。

【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―

【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―